公認会計士試験は、司法試験および医師国家試験とともに3大国家試験と言われているほど、会計資格の最高峰として非常に難易度の高い試験となっています。2006年度より新試験制度が始まり、一時は公認会計士の数を増やすために合格率はピーク時には19.3%まで上昇していましたが、合格者の就職難が問題となり、現在では8%台まで下がっているのが現状です。公認会計士試験は、短答式試験および論文式試験の2つの試験を合格する必要があります。短答式試験は、毎年12月と5月ごろに2回実施され、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目マークシート方式となっています。そして、短答式試験に合格した人は論文式試験の受験資格が与えられます。現在は、試験が難化していますが、特に短答式試験の難易度が上昇しており、短答式試験に合格できるかがポイントとなっています。いっぽう、論文式試験は、会計学、企業法、監査論、租税法および選択科目1科目から構成されています。論文式試験は、科目合格制度が採用されており、科目合格すれば当該科目は2年間試験免除となっています。また、短答式試験も合格後2年間の受験免除期間が与えられるため、旧試験制度よりも勉強し易くなっているのが特徴です。したがって、まずは短答式試験に特化して勉強を行い、合格後2年以内に論文式試験の合格を目指せば公認会計士になれるため、社会人でも合格を目指せるシステムとなっています。ただし、難易度の高いため、実際の社会人合格者がまだまだ少ないのが現状で、ほとんどの合格者は大学在学生か受験専念の人となっています。したがって、公認会計士試験の短期合格を目指すのであれば、勉強に専念できる環境を整えることをおすすめします。
公認会計士 試験はコチラ